うちの母のところに、昔買ったというフィルムカメラや一眼レンズ、ビデオカメラが10点ほどあり処分に困っていたので、インターネットで「中古カメラの高価買い取り」を検索してみた。
「高価で買います」という広告はたくさん見るのだが、中古カメラでも、どうもデジカメが本流らしい。母によればまだまだフィルムカメラの愛好者がいる、年寄りは慣れている方のカメラを使いたがる、ということだったが、世の中の主流はやはりデジカメのような気がする。なんといってもフィルムの出し入れがない。現像せずにプリントできる。とった結果をすぐ確認できる。こういうことからも絶対デジカメでないと売れないと思っていた。
いろいろ調べてみて考えた末、運送料もばかにならないので、自転車で運べる範囲の、中古カメラの買い取りの店を見つけ、そこに持っていくことにした。インターネットだけでは、買い取れるカメラのメーカーや型番が今一つ詳しくわからないし、電話で問い合わせてほしい旨も書いてあったが、いくつもカメラを抱えていてメーカー調べて、型番調べて、なんて大変だ。なので持ち込みも可能とあったので、運ぶことにしたのだ。見てもらった方が早いと思ったのだ。30分は自転車をこいで普段来ないような街まで、重たいカメラをえっちらおっちら運んだ。ちゃんと自転車の振動にも対応できるように梱包材で包んでいった。
いざ店に持っていったら、査定に1時間はかかるとのこと。じっと待って査定の結果を楽しみにしていたら、一眼レンズは300円で引き取れるが、あとは全部値段がつかないといわれてしまった。せっかく運んだのにショックだったが、世の中不景気だしそんなものかもしれない。置いておいても使うものでもないし、と考え、査定結果に承諾した。
よく考えたら、残りのカメラは置いていくか持って帰るか聞かずに、向こうが引き取ったが、それも、300円で処理してもらったと思うしかないのだろうか。高いお金を出してカメラを買ってもすぐ中古になり、価値がなくなる。何かもっとうまい使い道はないものか。